2012年11月6日火曜日

ウルトラマンマックス 視聴記-1


 ウルトラマンマックスのDVD-BOXを購入してしまった。「ウルトラマン列伝」で見た3つの話があまりにも素晴らしかったからだが、これらの話、いずれも監督が金子、三池、実相寺という素晴らしい方々。
 見始めるにあたって自分の興味の焦点は、他の監督でも同じように素晴らしい世界を見せてくれるのかというのがまず一つ目。
 それから、ダイナやメビウスを見て、あまりにも学級会的なノリに辟易しているスーパーGUTSやGUYSなどに対して、DASHという組織はどう描かれているというのが二つ目。
 また、過去の資産に頼りすぎて、しかも食いつぶしちゃってる感を強く感じるメビウス以降のウルトラマンワールドに対して、マックスでは、その辺りのバランスがどうなのかというのも気になるところ。

 というわけで、これから(ほぼ)リアルタイムで感想をつづっていこうと思う。ハッキリ言ってネタバレアリなので、読んでくださる方は要注意です。

第1話 「ウルトラマンマックス誕生!」
 「列伝」で見てシビれた。ミズキが平成ウルトラシリーズの中で群を抜いて可愛いからではない。怪獣のアングル、ダッシュの戦闘の仕方で、まず「お、ちょっと違うぞ」と思った。そして何よりもマックスが戦うシーンのカッコよさ。そのカッコよさは、これまでずっと、怪獣ものなら、こんなアングルが迫力あるのに、と漠然と求めていたものをカタチにして見せてもらったという感動。
 巨大ヒーローとしてのマックスの存在感、戦い慣れしていると感じさせる戦闘の流れ、マックスの戦い方の力強さ、マックスを見上げる少年の表情、全てが素晴らし過ぎる。何度見直したか分からない。「こんなウルトラマンを観たかった!」という思いに目頭が熱くなってしまったほどだった。ラストシーンでのミズキの笑顔がとても素敵だし、駆け出すカイトのショットも印象的。

第2話 「怪獣を飼う女」
 夜中にたたき起こされて、おっとり刀で駆けつける隊員達は、ウルトラマン第2話へのオマージュか。エレキングが街を破壊するシーンはハイスピード撮影でもよかったのにと思った。

 都会の寂しい一人暮らしの女性の心の隙間を狙うというのは斬新だったが、それをエレキングがやったのか?という疑問が残る。なお、確かに小さい状態でのエレキングは可愛い。そんなぬいぐるみチックなエレキングにキスする美宇(何と元ミス日本)に、そこはかとないエロスが...。さすが金子監督といったところか。

0 件のコメント:

コメントを投稿