2013年1月2日水曜日

ウルトラマンマックス 視聴記-11(第17〜18話)


第17話 「氷の美女」

 南極から10万年前と推定される女性の冷凍体が発見され、ニーナと名付けられる。怪獣を攻撃するUDFオーストラリアの勇姿が見られるのはよい。美しいニーナの姿に見とれる隊員達に対して、妙に理解のあるお姉さん的言動のミズキ。結構、しっかり者なのか。

 ニーナとコバとの関係性がピンと来ない。コバは単に10万年前の眠れる美女に恋をしたっていうだけなのか?しかも、外見だけで?だとしたら、ちょっとダッシュの隊員としてどうなの?という感じ。コバへのスポットのあてかたというか描写の仕方は悪くないと思ったが、ストーリー展開には無理がある印象。ニーナがコバに対して自分を撃てないだろうと自信満々で言い放つシーンがあるが、その根拠がさっぱり分からん。「あたしにぞっこんなんでしょう?」ということ?挙句の果てには、コバに撃たれて倒れる時の思わせぶりな微笑。仮面ライダークウガのラ・バルバ・デ(バラのタトゥーの女)と一条のような関係だったらこういった微笑は印象的なものになるんだが、このストーリーの中ではさっぱり意味が分からなかった。10万年前という壮大なタイムスケールの割にはいまひとつ、印象が薄い回だった。

第18話 「アカルイセカイ」

 夜がなくなってしまった日本。冒頭では驚愕のカイトとミズキのデート!?シャマー星人の人間態がヒジカタに「あんた、バカ?」とは核心を突いた発言。今まで隊員も視聴者も思ってたところを代弁してぶっちゃけてくれたのか。ふざけて、おだってる(北海道弁)けど、結構強敵なシャマー星人。巨大形態のオナラ爆発は「やっちまった」感炸裂!ただしこの場合はいい意味。しかも通常攻撃よりも火薬の使い方が派手。スタッフも楽しんどるな。

 戦闘シーンでのマックスとミズキの連携は無理がない。大抵の場合だと、思い出したかのように隊員がアイデンティティーに目覚めていじけてみたりして、それを察したウルトラマン側が無理して隊員に花を持たせる形で敵を倒してチームワークだとか絆礼賛、なんてパターンが多いのだが、マックスではそんな展開はしない。マックスが宇宙空間に飛んでいけない理由が物語の前半でちゃんと描かれているというのも抜かりがない。マックスとミズキの役割分担は正に以心伝心なチームプレイ。そして、最後はちょっとしたシャマー星人のお遊びもありつつ、カイトとミズキのデートシーンでしめくくる。花火を見てお互いの顔を笑顔で見ている二人がいい感じ。ミズキ、可愛いなあ。

 それにしてもマックスとカイトの人格というのは、どういうバランスになってるんだろうというのが少し気になってきた。カイトの人格や情報は、マックスに変身(と言うか身体委譲?)時、どの程度、共有されてるんだろう?

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