2013年9月14日土曜日

フクロウからのプロポーズ 彼とともに生きた奇跡の19年 ステイシー・オブライエン (著)

・この本を知った由来は、多分、amazonでカラス関連の本を探していた時だと思う。

・動物との交流、特に「通じ合った!」と無条件で思える瞬間というのは極上の体験だ。その感動が本書からよく伝わってくる。生まれた直後から死ぬまでの19年もの長きにわたってメンフクロウのウェズリーと暮らした記録が本書なのだが、大変な生活なのに、大した女性だなあと思っていたら、名前のオブライエンとはケルト系の血か。途中でアイリッシュミュージックに関する記述が出てきたところで初めて気がついた。

・一気に読み進めることができるだけの面白いエピソードがてんこ盛り。笑えるものからホロリとするエピソードまで幅広く記録されている。しかし、本書の帯には「とりのなん子」なる人物の「最高にうらやましい!」との一文が掲載されているが、本書で書かれている生活の大変さを分かった上で羨ましがっているのだろうかと思った。また、感動的な内容であることは間違いないが「全米が涙した」との帯コピーも安っぽい。

・この本を読んだ数日後に、ノースサファリサッポロという所でメンフクロウの実物に触る機会があった。ふわっふわの毛だった。

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